ある程度のHTML・CSSが分かりWeb制作・サイト運営経験のある中級者向けの記事となります。
初めてレンタルサーバーと契約する個人の方におすすめ。
これからレンタルサーバーを契約しようと考えている方は、参考にしてください。
ブログやサイトを運営
無料ブログ&ホームページ作成サービスで経験を積みサイト運営に慣れてきたので、本格的にホームページやブログを立ち上げるために、初めてレンタルサーバーを借りようと思ったけど何も分からず不安になることがあります。
本記事では、WordPressでブログやサイトを始めようと考えている初心者に向いている「レンタルサーバー」を紹介していきます。
まず最初に知っておこう!
基本的にはWordPressに対応しているレンタルサーバーであればブログやサイトを簡単に始められますが、レンタルサーバーと契約してWordPressを始めるのに、大きく分けると下記の方法があります。
「簡単自動インストール機能がある」
「はじめからWordPressがインストールされている」
「FTPソフトを使ってインストールする」
上記の方法がありますが本記事で紹介する内容は、「WordPressの自動インストール機能があるレンタルサーバー」となます。予めご了承ください。
※参考までに、各社とも長い期間サーバー契約した方が料金が安くなることが多いので、金銭面で余裕があるのであれば長期契約をしましょう。
レンタルサーバーの契約に必要なもの
メールアドレスとクレジットカード。
お支払いは口座振り込みでも可能なところもありますが、クレジットカードで支払い登録すると契約の自動更新ができるのでクレジットカードを準備しておきましょう。
レンタルサーバーを選ぶポイント
- 価格
- スペック
- 使いやすいか
- サーバーが安定しているか
- プラン変更可
- サポートが充実
価格が安くてもサイト表示速度が遅い、サーバーが安定していなければ、レンタルする意味がありません。月々の値段・スペックだけを追求するのではなく、利用目的に合わせてベストなサーバーを選ぶことが大切です。
また、容量が足りなくなりそうになったら、料金プランをアップグレードできるところと契約しておく方がいいでしょう。
良く利用されているレンタルサーバー
WordPressを始めたい初心者の方におすすめなのが難しい作業が必要ない「はじめからWordPressがインストールされている」「自動インストール機能」があるサーバーです。
この機能が用意されているサーバーを利用すればご自身で「WordPressをダウンロード」⇒「解凍」⇒「FTPソフトなどでアップロード」といったことをする必要がないので専門性な知識がなくてもWordPressを始められるのでおすすめです。
契約プランも様々で料金も異なりますが、ここでは個人の方でも利用しやすい月額500円~1,500円の価格帯で始められるところを紹介していきます。
この価格帯のサーバーであればWordPressを快適に運営することができ、必要最小限のコストで使えるので負担が少なくてすみますのでご参考にしてください。
※下記でクリックして見れる表はよく似た機能のプランを記載しています。
シン・レンタルサーバー
エックスサーバー株式会社が2021年5月31日にリリースしたクラウドサーバー。
シン・レンタルサーバーは、エックスサーバーを進化させ高速性を追求し価格・性能ともに優れているレンタルサーバーとなっています。
ドメインも一緒に取得することもできるので、これからWebサイトを作りたい方にもおすすめです。
10日間の無料お試し期間を使うことができませんが、WordPressクイックスタートという申込完了と同時にWordPressを簡単に始められる機能があるので知識があまりない初心者の方にも向いているサーバーではないでしょうか。
ConoHa WING
GMOインターネット株式会社が2018年9月26日にサービスを提供。
契約期間が長くなるほど、月額が割り引かれるWINGパックを契約すると無料で独自ドメインが2個取得できます。
WordPressかんたんセットアップ機能があるのはもちろんですが、管理画面が見やすく操作がしやすいので初心者の方や面倒な設定が煩わしいと感じる方におすすめです。
ただ、レンタルサーバーの多くには無料お試し期間があるのですが、Conoha WINGは無料お試し期間がないのがマイナスとなります。
Xserver
Xserver(エックスサーバー)は国内最大手のレンタルサーバーで機能も価格も良いことから個人を中心に人気があります。
サービスの提供開始からこれまでに大きなトラブルもなく、大量アクセスにも強く信頼性が高いため初めての方でも安心して利用することができます。
ネットにも情報が多くおすすめできるレンタルサーバーの一つです。
WordPressのインストールは、サーバーパネルからMySQL(データベース)を設定後、「WordPress簡単インストール」をクリックすると始めることができます。
全体的にサーバーのバランスが良くWordPressを始めるなら一番安いスタンダードプランでも十分安定してサイトの運営ができます。
LOLIPOP!
LOLIPOP!(ロリポップ!)はGMOペパボが運営。
コスパが魅力!格安なわりに機能も充実している点が評価されている老舗レンタルサーバーで、契約後ユーザー専用ページにログインしてWordPressの設定が簡単できるようになっています。
一番の特徴は低価格なところです。どちらかと言うと小規模サイトサイトの運営やサイトの表示速度やスペックを追求しない人に向いていると言えます。
参考までにネットの評判を見てみるとサポート対応が他のレンタルサーバーと比べると劣るという声もあります。
mixhost
アズポケット株式会社が2016年にレンタルサーバーのサービスを提供開始したのがmixhost(ミックスホスト)。参入して歴史が浅い会社ですが高性能クラウド型サーバーと評判で利用者が増えてきています。
申し込み時にWordPressクイックスタートを利用するにチェックして申し込むとWordPressが自動でインストールされ、すぐにサイトの作成にかかれます。
利用者から満足度の高いレンタルサーバーですが、サポートがメールしかないのがマイナスポイントとなります。
どちらかと言うとある程度サーバーを使い慣れた方に向いているかもしれません。
wpX Speed
wpX Speedは、エックスサーバー株式会社が提供する、WordPress専用のクラウド型レンタルサーバーとなります。
長期で契約をするのであれば料金がかなり割高になるのがマイナスですがコストを除けば、国内トップクラスの高速サーバー処理能力・抜群の安定性などからおすすめできるレンタルサーバーです。
独自ドメインがもらえないので、お持ちでない方は独自ドメインを取得する必要があります。
なお、独自ドメインとサーバーは別々に申込みをしないとだめで、サーバーの申込み時にドメインを取得することができなくなっています。
大量アクセスに強いサーバーなのでPV数が多いサイトに向いています。
お名前.com
東証一部上場のGMOインターネット株式会社が運営している独自ドメインの登録サービスお名前.comではドメインだけの販売だけでなく、使いやすい共用型レンタルサーバーも提供しています。
ディスク容量は400GBあって、料金も安く機能面も充実していますが管理画面が使いにくいという声もあります。
悪くありませんが、表示速度が遅いという声もありますので同価格帯の他のレンタルサーバーを利用する方がいいかも知れません。
さくらのレンタルサーバ
さくらインターネット株式会社が提供している、さくらのレンタルサーバーは個人の趣味からビジネスまで幅広い用途に利用されている老舗のレンタルサーバーです。
運営歴と利用実績、知名度の高さから個人を中心に根強い人気があり、利用者も多いことからご利用方法の情報などたくさんWEBで紹介されていますので初心者でも安心して使えるサーバーと言えます。
安価に利用できるのが魅力ですが無料で独自ドメインのプレゼントはありません。サイトの表示速度やスペックなどを追求しない人に向いています。
ColorfulBox
株式会社カラフルラボが提供しているクラウド型レンタルサーバーがColorfulBox(カラフルボックス)です。
利用者の間ではWordPressサイトの表示速度が速いと評判になっています。
2018年に開始されたサービスなので実績が浅いですが、サーバー能力も高くリーズナブルな値段で利用できるので魅力的なレンタルサーバーです。
無料で独自ドメインのプレゼントはありませんが、サイト運営者の中にはColorfulBoxをおすすめしている方も多いので、これからWordPressを始めようと思っている方は申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
heteml
heteml(ヘテムル)はGMOペパボが運営。
同じグループサイトのロリポップ!の最上位のレンタルサーバーと位置付けされているhetemlはマルチドメインやSSLにも対応、充実したスペック面から幅広い層に利用されています。
独自ドメインがもらえないので、お持ちでない方は独自ドメインを取得する必要があります。
気になる料金は他の格安レンタルサーバーよりは月額料金が少し高めとなっています。
どちらかと言うと初心者より中・上級者の方に向いているレンタルサーバーではないでしょうか。
各社、期間割引き、キャッシュバックなどのお得なキャンペーンをよく行なっていますのでそのタイミングで申し込むのがおすすめです。
よくあるご質問(FAQ)
サーバーの容量はどれくらいあればいい?
WordPressを始めるのに気になるのがレンタルサーバーのディスク使用量はいくらあればいいかだと思います。
運営するサイトのジャンル、記事数や画像の量などにより異なってきますが、何十サイト・何百ページのサイトを作成するのではなく個人の方がWordPressで1サイトを運営する程度ならサーバー容量は100GBあれば十分運営していくことができるでしょう。
レンタルサーバーの性能によって、表示速度などが異なってきたりしますので、表示速度が遅くならず、耐久性がある所を選ぶことが重要になってきます。
WordPress初心者におすすめ
何を重視するか、サイトのジャンルなどによって変わってきますが、スペックと価格のバランスはもちろんのこと、初めてレンタルサーバーを借りてWordPressを簡単に始められるところを探している方に下記のサーバーがおすすめ。
「値段」「スペック」「初心者でも使いやすさ」などを考慮し厳選すると上記のサーバーがおすすめとなります。
こちらのレンタルサーバーと契約すれば初心者の方が後で後悔する可能性は低くなります。
いずれも性能面で困ることがなく利用者満足度も高く、手順が複雑で何時間もかかるということはないので初心者の方でもそれ程迷うことなくサイトの開設ができます。
WordPressを始めよう!
初心者がサーバーを借りてWordPressを始めるには、一見難しそうな作業がたくさんあるように思われますが、記事をご覧になって分かる通り近年では簡単にインストロールして始めることができます。
これから作成するサイトに合ったレンタルサーバーを探し、理想のブログやホームページを作っていきましょう。